【Vision Pro】レビュー

Vision Pro
Vision Pro

6/28、予約注文していたApple Vison Proが届き、早速いろいろやってみましたのでレビューを記載します。

Apple Vision Pro
Apple Vision Proは、Apple史上初の空間コンピュータ。革命的なテクノロジーを使って、デジタルコンテンツと現実空間をシームレスに融合させます。

バッテリー稼働時間は2時間ほど

Vision ProはiPhoneやMacBookを必要とせず単体動作します。

MacBookに、Vison Proを装着している人から視界がどう見えているかを画面ミラーリングすることができます。

また逆にVison Proの空間内に、MacBookの画面をミラーリングすることも可能です。

本体のバッテリーは、おそらく重量の関係か、およそ570gの本体と分離しており、かなり容量のあるモバイルバッテリーと変わらぬサイズ感で、重量300gほどのバッテリーに、コードを接続した状態で起動します。

バッテリーコードを抜くと電源が自動でオフになります。バッテリー稼働時間は2時間ほどなので、外出時などバッテリーのみの状態で常時装着して使用するには短いです。

そもそも意外に眼精疲労がすごいので、2時間も装着できないかもしれないです。

バッテリーから本体までのコードの長さも微妙で、短いために、頭を動かした際にこのバッテリーのことを忘れてテーブルの上に置いたバッテリーが落下することが何度かありました。しかし立っているときなどは、よい高さに置き場所がないと、バッテリー宙吊り状態になりそれなりに重いので頭がグイっと引っ張られます。

上着のポケットまたはウェストポーチの中にバッテリーを入れていないと、どうにもできないほどの邪魔さがある。

本体重量はバッテリーなしで570gほどあり、バッテリーを本体に埋め込んだら870gほどになるため、これは実用化できないだろう。

普及・実用化にまだ至らない点に、この軽量化・コンパクト化の課題は絶対にある。

面白かったコンテンツ

Spatial Earthと日経電子版をさわった視界収録映像をアップいたしました。Vision Proで空間オーディオで聞こえている音も入れていますが、途中、筆者の咳が入ってしまって聞き苦しいので音はなしでよいです。😂

冒頭から背景が湖ですが、これが”環境”という機能で、自分がまるでその空間にいるかのような360°四方のイマーシブ空間です。

これまでの概念でいう、”壁紙”の進化版のようなものにあたります。この”環境”も標準で6種類ほどあります。

この”環境”が、その空間特有の自然音が絶妙に心地いい音量で聞こえて(ボリュームは調整可能)、これだけを集めたコンテンツがあっても楽しめると思う。

イマーシブ写真・イマーシブビデオの撮影ができ、シェアできるのがすごい。

Vision Proのカメラ性能もかなりの化け物で、解像度:幅2,560 ピクセル x 高さ2,560ピクセル、72dpiのレンズを左右で撮影しその視差動画が作成される。

モニタは、単眼で4Kを超える解像度(正確には単眼で24インチ4.5Kディスプレイ(4480×2520ピクセル、計1129万ピクセル)に匹敵する解像度のディスプレイ)。それが、左右にひとつずつ。

とんでもない化け物スペックだ。。

自分の部屋で撮った空間写真、空間ビデオでさえ、再生するとびっくりする。

Vision Proをつけて撮影した映像コンテンツは、空間ビデオ・空間オーディオでしか伝わらない臨場感がある。

災害のシミュレーション映像があれば、より危機感を持って普段から備えをする人も増えると思う。

報道映像でも、良くも悪くも人の心に刺さるメッセージが届けられそう。

これまでの写真や映像とは臨場感がまるで違う。「イマーシブな疑似体験のシェア」が可能になるということだろう。

コンテンツの表現が立体的になった。

確かに。「日経空間版」(月額¥4,300)を体験してよくわかった。

ゲームコンテンツのあり方も変わる。何より必要な機器がゴーグルだけだからすぐ手にできるのもよい。

廉価になり普及すれば、エンターテインメントだけでなく、教育でも使われる。プレゼンでも使われる。どんな業界、分野でも複雑な構造や概念を視覚的に直感的にわかりやすく表現にできる。

今はまだ対応しているアプリが少ない。来年廉価版が登場して普及し初めてから一気に面白くなると思う。

Google Earthがあってほしかったのだが、なかったので、代わりにほぼ同じようなことをできているSpatial Earthという有料アプリ(買い切り¥700)がある。公式からもいずれ出ると思われる。意外なことにChromeブラウザもVision Pro版がなく、GoogleはVision Pro向けに力を入れていないように思う。かつて自身もGlassで失敗したためVision Proも同じ道を通ると見て様子を見ているのだろうか。

ここまでを通してわかるように、イマーシブコンテンツを体験するためには、アプリが有料コンテンツにしているため、買い切りなり、サブスクなりその都度お金を払う必要がある。

もしGoogle MapあたりがVision Pro版を出したら、行き先まで立体的なナビゲーションで道をガイドしてくれたり、視界に見えているお店なども情報を表示させられるようになりそう。今Google Mapで平面で表示している情報をイマーシブに表示するとそうなる形。たぶん自分から遠く離れた建物(仮に50m離れているとして)の位置や距離をVision Proのライダーで測定するのは難しいと思われる。だからGPSとWifiのかけあわせの情報から位置関係を表示しようとしたら、ちぐはぐなバグった表示になるんじゃないだろうか。精度がよければできそうに思う。

地味に調べないとわからないことも多かった。

ホーム画面にあるアプリだが、新規で追加したり並べ替えたり編集することができない。

削除のみができる。Safariで見ているWebページをホーム画面に追加することもできない。

どうやら秋に公開されるOS2のアップデートで並べ替えなどはできるようになるらしい。

ゴーグルを長時間つけていないとき、毎回バッテリーコードから外す(電源がオフになる)のがよいのかわからなかった。

本体に付属していたガイドにも、起動方法から基本操作までしか書いていないので、特に電源の落とし方とかスリープの仕様うんぬんは書いていない。

こちらはWebで調べたところ、以下の通りだった。

公式からの引用

Apple Vision Proの電源が入っていてバッテリーが取り付けられている場合、外すとスリープし、装着するとスリープが解除されます。Apple Vision Proを使用したいときに、毎回電源を入れたり切ったりする必要はありません。

https://support.apple.com/ja-jp/guide/apple-vision-pro/dev3d4d2cc8b/visionos

感想

ユーザ的には、廉価版が出て普及してからがようやく実用的になる。だからユーザとしては、今はまだ買わなくてよし。

開発者的には、イマーシブな表現というものがどういうものなのかを感覚に刻み込んでおけるほうがよいので、手元に¥60万の資金があるなら買ってあれこれ実験することをおすすめします。

現状のVision Proでは一般に普及できない点まとめ

  • 価格が高すぎる
  • 本体が重いため長時間かぶれない
  • バッテリーも重いし本体-バッテリー間のコードもやけに短くてフラストレーションになる
  • 対応するアプリ・コンテンツがまだ全然ない(開発者にとってはブルーオーシャン?)

上記の課題がクリアできれば、日常に溶け込んだ使い方をし始める人がじわじわ増えていくと思われます。

制作会社ならひとつオフィスに置き、シェアするのでもよいと思います。(盗難注意ですが)

公式からの引用

ゲストユーザを使用すると、ほかの人があなたのApple Vision Proを使用できるようになります。あなたはほかの人が開けるものを選択できます。ゲストはApple Vision Proを装着したときに視線と手の設定を行いますが、ゲストユーザのセッションが終了すると、視線と手の設定は元に戻ります。

ゲストユーザがあなたのOptic ID、Apple Pay、EyeSight、Personaにアクセスすることはできません。

https://support.apple.com/ja-jp/guide/apple-vision-pro/dev57f3c667e/1.0/visionos/1.0

Vision OS2、2024年秋に公開

Vision Proは”Vision OS”というOSで動いている。

より改良され拡張されたVison OS2が今年秋に公開されるらしい。

visionOS 2プレビュー
Apple Vision Proの空間コンピューティング体験が、visionOS 2でさらに進化します。思い出を体験する。遊ぶ。働く。操作する。そのすべてを新しい方法で。

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    設立日2023年(令和5年)7月3日
    沿革2020年(令和2年)10月
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    2023年(令和5年)7月
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