2022年6月下旬(先々週)、Shpifyの新エディションが全世界同時リリースされた。
このサイト、開発者向けだけあってとてもクールです。
右上の”Dev Mode”(開発者モード)というところからの開発者情報が特に。。
Shopifyのすごいところは、こういったプロモーションの方法が毎回、スタイリッシュなことだ。
長〜い一枚のページとなっております。が、読み込みは都度ロードしていってるのか?心なしか軽量・・かもしれない!(適当)
・・・それでもPage Speed Insghtの評点は22・・・。ホッ、よかった・・(意味深)
(でもよく考えたらこのページ自体仕事中にPCで見る人9割なのでスピードは気にしなくてよさそう!)
というわけで、いろいろな機能がメジャーアップデートされているのですが、
冒頭の公式のページ以外ではPRTIMESがこのエディションについて取り上げていましたが、
書いてることが、このエディションでできることの”概要”みたいな雲を掴むような、一日寝て起きたら、「何を言っていたんだっけ?」と忘れるような抽象的なことしか書いてなかったので、
自分の整理も合わせて記事にしたいと思います!
間違ってるところあったらごめんなさい!
Shopify Summer 2022 Editionで追加された機能まとめ
Shopify Flowが、Shopify (STANDARD)プランでも使用可能に
まず、開発者目線、サイトの運用者目線でいくとこれが地味に大きなインパクトだ。
これまでは、Shopify Plus以上でしか使用できなかったので、”Easy Tagging”のようなアプリを使用しなければ、「タグ」の自動付与ができなかった。
そしてこの”Easy Tagging”が、高機能ではあるのだが、なかなかに仕様を理解するまでに試行錯誤の調整が何度も何度も必要で…
という悩みが、今回の、実質標準仕様となったことで、Easy Taggingのような難易度高でハードルの高い設定方法ではなくなる。
思えば、こういったことが標準で、かつ対話をするように(まさにFlow式に)設定ができることを、未来社会では誰しもができるようになるはずなのだ。そしてそこで今度発覚する問題こそが本質の問題なのだ。つまり、「どういう条件のときに、誰に、何というタグを付与または解除しますか?」という、”ストアに持たせたいそもそものシステム構想”である。
ここでいうシステムとは、プログラム言語もコードも不要。必要なのは言葉(ロジック)のみ。
Shopify Flowは、カスタムワークフローを構築して、在庫追跡、不正検出、メールキャンペーンなどのコマースに特化したタスクを自動化します。これを活用すれば、ビジネスの拡大に専念できます。スタンダードプラン以上にご加入のマーチャントならどなたでもご利用になれます。
→shopifyを超えた連絡ツールやスプレッドシートへの連動が可能に!!!
また、通知先として連携できるアプリは、以下となります。 スプレッドシート,Slack,Trelloが対応しているあたり、やはりこれらのツールも世界標準になっているようで嬉しいです。(Asanaは最近知ったばかりです)
- Asana for Shopify Flow
- Google Sheets for Shopify Flow
- Slack for Shopify Flow
- Trello for Shopify Flow
Shop Payのポイント”Shop Cash”が登場
ShopifyはShop PayのポイントともいえるShop Cashを購入者特典を配布する。と記載がある。
→顧客は一度Shop Payアカウントを作成すれば、Shopifyのストアならどこでも、Shop Payに紐付けたクレカなどの支払いで決済ができる。つまり、必ずしもストアでクレカ情報を保管している必要はなくなる。(今後も、Shop Cashを通じて後払いや決済方法が外部モジュール化するほか、友人とのShop Cash交換=C2C送金もできるようになると思う)
もうひとつ、ShopPayのよいところは、Amazon Payのように、アカウントにすでに登録してる配送先住所が紐づいているところ。
ECサイトでの支払いに便利な仕様である。
→今後、PayPalのようなスタンダードになるかも?もしShop Payをストアで使用していない場合、Shop Cash特需があるかもしれないので、Shop Pay決済方法を推奨すべき!
Twitterショッピング機能との連動
Twitterプロフィールで商品を直接ハイライトできるようになるとのことで、Instaショップ機能のTwitter版と言える。
まだ活用事例は実際に見ていないが、おそらくTwitterだと拡散の仕方がすごいので、時事と共に展開するようなファングッズに向いていそうだ。
ここからアプリを今すぐインストールできる
Dovetale(たぶんアフィリエイト機能。追跡と報酬額管理機能)
クリエイターを見つけ、コミュニティを構築し、より多くの製品を販売する
クリエイターやインフルエンサーとの関係を構築することは、ビジネスを成長させ、新しいオーディエンスを見つけ、売り上げを伸ばすための鍵です。Dovetaleは、Shopifyのオールインワンのクリエイター管理ツールで、新しいクリエイターを見つけ、本物のコミュニティを構築し、関係をより適切に管理し、アフィリエイト販売を追跡するのに役立ちます。
と記載あり、アプリ機能のようであるが、使用していないのですべて勘で書いている。
リンクポップ
バイオショッピング可能なリンクを作成する
Linkpopは、Shopifyの高速で安全なチェックアウトを利用して、コマース用に設計されたバイオツールの無料リンクです。買い物可能なリンクを使用すると、コンバージョンに至る可能性が2倍高くなり、ウェブサイト、ブログ、プレイリストなど、オンラインで作成しているすべてのものをソーシャルメディアの経歴からキュレートできます。とのこと。。
あ、ごめんなさい。詳細よくわからず、とりあえず原文の翻訳をコピペしました。詳細わかったら追記します。
マーケットプレイスキット
柔軟なAPIを使用して、あらゆるプラットフォームにショッピング機能を構築します。
Shopifyのマーケットプレイスキットで構築されたショッピング体験で、プラットフォームを何百万もの商人やブランドに接続します。Twitter、Tik Tok、Spotifyなどのグローバルプラットフォームから信頼されています。
→Twitterショッピング機能はもとより、このようにさまざまなプラットフォーム上でシームレスにショッピングができること。これがヘッドレスコマースである。楽天用、Amazon用、Yahoo用と各モールに別途商品を登録して、在庫を登録または連動させて、、というような多店舗運営していると、コストが倍々ゲームである。また各モールでブランディングを統一するのも難しい。なぜなら楽天でもAmazonでもYahooでも、商品ページからは各モールのUIになるからだ。
データベースもいろんなところに分散していて、データフローの効率で見るとめちゃ悪いですしそりゃ途中途中に人間の操作が入るから、ミスも発生する。ようはいろんなところとのデータ連携のために、中間のつなぎのAPI自動化ができないからオペレータが機械のような正確さを要求されてこの情報処理の世界で日々闘っているというわけだ。
ヘッドレスコマースの構想でいけば、商品登録と在庫情報は、すべてロジスティクスのデータベースを引っ張って使用することになる。
そのため、そもそも”データの自動連携”を必要としていない。
以下の拾い物の画像が、大変貴重なことを伝えている。これが、これからのECサイト(ひとつのプラットフォームに依存しないのでサイトとは言わないかもしれない)である。
今はECバブルのあとの成熟期、つまりインフラ整備でいうと過渡期と僕は見ている。なので在庫の自動連携というシステムが必要とされているが、もうすこし未来になると、自動連携がなくなると思っている。データが一元管理されるからだ。
ShopifyのB2B
1つの店舗に統合された直接および卸売りの顧客に販売する
ShopifyのB2Bにより、最も重要で強力なホールセール機能がShopify管理者に組み込まれるようになりました。つまり、Shopifyプラットフォームの全機能を利用して、ビジネス全体を1つのシームレスでカスタマイズされたショッピングエクスペリエンスで実行できます。これはあなたが待ち望んでいたB2Bプラットフォームです。
ShopifyのPOS
人々が買い物をする場所で、直接、オンラインで、そしてその間のあらゆる場所で販売する
小売帝国を立ち上げたばかりでも、すでに構築している場合でも、Shopify POSは、あらゆるデバイス、より多くの小売場所、および多くの異なる国で、直接販売するための最良の方法です。iPhoneから直接支払いを受け取ります。最新のShopifyPOSハードウェアでどこでも販売できます。
Shopify Markets
Shopify Marketsは、Shopify管理者のすべての場所から、新しい地理的地域に到達し、ビジネスを最適化してグローバルな販売を促進することにより、国際的な販売を簡素化します。市場ごとにストアフロントをカスタマイズして顧客の購入体験を向上させることにより、国際地域で最大40%高いコンバージョン率を促進します。
チェックアウトの拡張性
強力なアプリとブランディングツールでチェックアウトをカスタマイズする
新製品と機能:米国のお客様向けの毎月の分割払いオプションと無料の不正防止。
割引の組み合わせ
同じ注文で異なるディスカウントコードを組み合わせることができるようになった。(これまでは、1回の注文で、使用できるディスカウントコードのうち、どれか1つのコードだけしか使用できなかった)
予約注文など
購入者が好む購入オプションでコンバージョンを促進
Shopifyは、プラットフォームに完全に統合された、より多くの先行予約、サブスクリプション、および「購入する前に試す」アプリを提供する
最後に
いかがでしたか?各所に僕の小話を挟んでしまいましたが、以上今回の大きな変化です。
実際に触ってみて、この新しい流れを体感してみましょう!